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団体概要

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​​ 鹿児島県中学校国語教育研究会は、鹿児島県内の中学校で国語に携わるすべての人々によって運営されている研究団体です。

  会長あいさつ(令和7年度「県中国研だより」から)

   「キュビナ」の創設者、東明館中⾼等学校の校⻑神野元基さんによると、Society5.0の世界はあと五、六年後に迫っているという。また、デジタル化や人口減少、グローバル化など急激な社会の変化とともに、経済格差や危うい国際情勢など、様々な課題は複雑化、多様化してきており、正解のない予測困難な社会が訪れつつあると言える。いわゆるVUCAの時代の到来である。

 これらの未来社会を⾒据え、私たち中学校教育に携わる者は、⼦供たちのいつの姿を⾒据えて、教育にあたることが必要か。⾼校等への⼊学時だろうか。いや、そんな短期的なものでは決してないはずである。⼦供たちが社会を担う二十代、三十代の頃を想定し、各教科や総合、学校⾏事などを展開すべきであろう。

 さて、経済が右肩上がりの昭和の時代であれば、先⽣から⾔われたことを正確に、早くできることが求められていた。他と異なることは指導の対象になることもあった。しかし、正解のない予測困難な世界では、社会⼈として求められる資質能⼒も変化しつつある。これからは他と違うことに価値があると⾔える。⾃分が何を考え、何を⼤事にし、どうしていきたいのか。キーワードのひとつは「⾃律」。 

 思うに、これからの学校では、子供たちに最上位目標を考えさせ、対話を通して合意形成を図る経験を積み重ねることが⼤切ではないか。意⾒を述べたら学校が変わる。そんな経験を中学校時代に味わわせたいものだ。改めて学習指導要領の国語科の目標に立ち戻ると、未来社会における我々国語科教師に課せられた任は重い。だが、同時にやりがいも大きいのだ。我らと共に学ばん。そんな思いである


                              鹿児島県中学校国語教育研究会 会長    

(鹿児島市立長田中学校 校長)奥山 茂樹

研究主題(2024~)

「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を通して「ことばの力」を高める国語科教育の創造

活動理念
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